日本での販売

日本国内でのリンカーンビジネスは、長きに渡って「近鉄モータース」が行っていた。

リンカーンの日本国内輸入権はフォード・モーターの日本法人「フォード自動車(日本)」(現・フォード・ジャパン・リミテッド)ではなく近鉄モータースが保有しており、自社での直輸入・全国販売・部品供給体制を構築していた。

全国販売網もマツダの販売チャネル「オートラマ」とは独立しており、両方の販売網に加入していた販売会社もあった。

一時期、リンカーン・コンチネンタルとLSをオートラマの正式ラインナップとして販売したことがあった。その時はフォード自動車(日本)が当該2車の輸入権を持っていた。

2005年、近鉄モータースがクインランドに買収され「クインランド・カーズ」になったが、2007年、そのクインランド・カーズが親会社・クインランドの経営破綻により「フォーピラーズ(ウイルプラスホールディングス傘下)」に事業譲渡されることとなった。

以降フォーピラーズが日本でのリンカーンビジネスを行っていたが、2010年7月に、フォーピラーズが同じウイルプラスホールディングス傘下の「福岡クライスラー」「チェッカーモータース」と合併して「新生」チェッカーモータースとして再スタートした。それに伴い、フォードの正規ディーラー事業の終了と同時にリンカーンビジネスも終了することとなった。

2008年5月より、フォード・ジャパン・リミテッドによってナビゲーターを、9月18日よりMKXの正規輸入販売を開始した。